※キャラクターを作者本人が演じるTRPG(ギアトランTRPGルール)形式で作成したストーリーです。

セッション日程:2019/06/13~14


 

<シナリオ制作・廻し手>

OSAKE


<歯車>

 

アオナナ こうべ

メルパヒナの商人

 

リク ちろりあん

勇者に憧れる見習い剣士

 

ルティ 霖猫

好奇心旺盛な少女



ルティ(霖猫):タラッタ生まれタラッタ育ちの12歳。
天真爛漫、好奇心旺盛。遊ぶ事と歌う事が何よりも大好き。
今日はおさんぽに来ました!よろしくお願いします!


リク(ちろりあん):ブレイブランドからきました。14さいです。VITがつよいです。よろしくおねがいします

アオナナ(こうべ):ラーナル族の商人です。仕事の途中でまたタラッタに寄りました。よろしくお願いします!


 

 

 

 

『虹への出帆』

 

 

 

 

 


---:無限に広がる青い空、照りつける太陽、白い雲。
---:そしてこの地を取り囲む、広大な海。

---:ここは神話と神々が織りなし紡ぎあげる国、タラッタ島。

---:陽気な国民と温暖な気候で、観光客の出入りも多い。
---:あなたたちは、観光か、旅の途中か、はたまた住人か…。
---:それぞれの理由で、タラッタ島の『アマルテア』に訪れています。
---:メルパヒナの観光便がある地域ですね。
---:ナルゥ族発祥の地ともされており、多くのナルゥ族が彼らの集落で暮らしています。

---:というわけで、みなさんはアマルテアの海岸へ来ているよ!
---:いまなにしとるー!?

アオナナ(こうべ):仕事ひと段落して散歩してますね
ルティ(霖猫):貝殻拾ってるー!
リク(ちろりあん):海に浮いてる
アオナナ(こうべ):!?
---:あんまり沖にいくなよ!
リク(ちろりあん):うん
ルティ(霖猫):生きてる?
リク(ちろりあん):いきてる…?
アオナナ(こうべ):いきて
---:生きててよ!!
リク(ちろりあん):いきてる
ルティ(霖猫):よかった

 

アオナナ(こうべ):「いつ来てもいい潮風だなあ」のんびり散歩
アオナナ(こうべ):「ありゃあんなとこに警備隊が 仕事熱心だなあ」

 

---:ルティさんのすぐそばには、警備隊員がひとりついていますね。
---:いらねーっつってんのに付いてきました。

 

フィス:「……」

フィス:ルティさんが貝殻を拾いに少し移動するとそのぶん少しルティさんについてくる

ルティ(霖猫):「見て見てフィス!これ綺麗!」

 

フィス:「……そうですね」
ルティ(霖猫):「帰ったら母様にあげるんだ~」
フィス:「ひ…、ルティさんのお眼鏡に叶って、その貝も光栄でしょう」
ルティ(霖猫):「うん!」
フィス:「……」

---:フィスが海の方にザブザブ歩いていきますね。
---:リクさんが浮いているほうです。


リク(ちろりあん):見つかった


フィス:「おい!」

 

リク(ちろりあん):「!?」


ルティ(霖猫):「?」
フィス:「それ以上行くと深くなるぞ!戻れ!」
リク(ちろりあん):「…わかった!」
フィス:「よろしい」
リク(ちろりあん):「…魚だ……」

リク(ちろりあん):ついてく


---:ハムゴローはぺしょぺしょになっている


フィス:「…失礼しました」ルティさんのところへ戻る
ルティ(霖猫):「私はいいけど…大丈夫?溺れてたの?」
リク(ちろりあん):「泳いでただけだ!」
ルティ(霖猫):「そっかあ!変わった泳ぎ方だね!」

フィス:「……沖に行くと潮の流れも変わる、浅瀬で泳ぎたまえ」

 

アオナナ(こうべ):何か面白そうだから寄ってく
アオナナ(こうべ):「おーい何してんの~」
フィス:「!」
アオナナ(こうべ):「泳いでたのか?」
リク(ちろりあん):「…べつの魚だ……!」

ルティ(霖猫):「ラーナル族さんだ!こんにちは!」
アオナナ(こうべ):「魚だぞ~」


---:フィスはアオナナさんにタラッタ式のお辞儀をしますね。


アオナナ(こうべ):「こんにちは~…っておお?」丁寧な挨拶にびっくり

アオナナ(こうべ):「そんな堅苦しくすんなって」

 

リク(ちろりあん):「この辺は魚が多いのかあ」
ルティ(霖猫):「海だけどお魚じゃないよ」
リク(ちろりあん):「魚じゃないのか?」

フィス:「魚ではない、個人名で呼びたまえ」
フィス:「私はともかく…、母に失礼だ」
リク(ちろりあん):「???」


ルティ(霖猫):「私はルティって言うの!こっちはフィス!」
フィス:紹介をしてもらったので改めてお辞儀
アオナナ(こうべ):「ああ名前な 俺はアオナナだ!よろしくなブラー(兄弟)」
リク(ちろりあん):「ルティとフィスとアオナナか!ぼくはリク!よろしくな!」
アオナナ(こうべ):「よろしくな~」
ルティ(霖猫):「よろしくね!」

 

ルティ(霖猫):「リクは観光?タラッタの人じゃないよね?」
リク(ちろりあん):「旅をしてるんだ。ずっと遠くから来た!」
アオナナ(こうべ):「へえ旅人かあ」
ルティ(霖猫):「すごーい!」
ルティ(霖猫):「私も旅してみたいなあ」
フィス:「……」
アオナナ(こうべ):「お、ルティもそう思う?」
アオナナ(こうべ):「いいぞお旅は」
リク(ちろりあん):「したらいいよ!たのしいぞ!」


フィス:「なりません」
ルティ(霖猫):「むう…」
ルティ(霖猫):「ネオーラと同じこと言う…」
フィス:「タラッタの外は危険です、護衛もつけずに旅などと…」
ルティ(霖猫):「…はあい」
フィス:「ネオーラ殿も、… ルティさんを心配してのことです」


アオナナ(こうべ):「いいじゃんか~、一回船乗るだけでも大分旅気分味わえるぜ?」
フィス:「なりません」

アオナナ(こうべ):「お固いなあ」


リク(ちろりあん):「フィスはルティの父ちゃんなのか?」
フィス:「いいえ」
リク(ちろりあん):「ちがった」


ルティ(霖猫):「じゃあフィスのお船ならいいでしょー!そしたら護衛いらないよ!」
フィス:「……いずれ、ということにしましょう」
ルティ(霖猫):「やったあ!」


アオナナ(こうべ):「渋るねえ」
フィス:「……」
フィス:「海は危険ですから」
アオナナ(こうべ):「そうだな でも危険なだけじゃないぞ」
フィス:「……」
アオナナ(こうべ):「海はでっかくて寛大だからな」
フィス:「………」

 

ルティ(霖猫):「そうだよ。海は私たちにも故郷だもの。危ない事もちゃんと知ってるよ」
フィス:「…ですが……」


リク(ちろりあん):「フィスはわがままだなあ」
フィス:「……」
フィス:リクさんを睨んでいる…。

 

 


---:さて、ここはナルゥ族の集落が近い場所です。
---:集落は何やら賑わっているようですね。



アオナナ(こうべ):「ん?何かやってんのあれ?」
アオナナ(こうべ):「祭りか?」
ルティ(霖猫):「?なんかあっちが賑やかだね」
フィス:「ナルゥ族の集落ですね、祭りの日には遠いはずですが…」

リク(ちろりあん):「魚がいっぱいいる!」走っていく


---:はいリクさん早かった

 

アオナナ(こうべ):「行こうぜ!」走ってついてく
ルティ(霖猫):「フィスも行ってみよ!」ぐいぐい
フィス:「…はい」

---:ナルゥ族の集落は海岸の浅瀬に、高床式で立っている家々が並ぶ集落です。
---:ひとつの家に一家族が住んでいるのでしょう。
---:住人たちは楽しくお喋りをしつつ、何かせっせと作業や準備をしております。

 

アオナナ(こうべ):「忙しそうだなあ」
リク(ちろりあん):「何してんのー!?ねえなにしてんのー!?」

 

ナオ:「!」

ナオ:「ようこそ、小き父と、母、そして旅のお方」

 

ルティ(霖猫):「こんにちはー」
アオナナ(こうべ)
:「こんちは~」
ナオ
:「こんにちは」

 

ルティ(霖猫):「漁の準備かな?なんだろう」

リク(ちろりあん):「漁…?魚を取るのか…?魚なのに…?」

ルティ(霖猫):「だからお魚じゃないんだよ…」

アオナナ(こうべ):「魚も魚食うでしょ」
リク(ちろりあん):「そうか…!」


ナオ:「漁もしますけど、お祭りの準備をしているんです」
アオナナ(こうべ):「あ、やっぱり祭りやんのか!」
ナオ:「ええ」
リク(ちろりあん):「祭り!」
ルティ(霖猫):「お祭り!」
アオナナ(こうべ):「どんな祭り?」


フィス:「祭りにはまだ日があるはずでは…」
ナオ:「あ、フィスさん」
ナオ:「フィスさんは集落に住んでいないから知らなかったんですね」
ナオ:「次の族長が決まりそうなんです」
フィス:「ああ…、『再誕祭』か」


アオナナ(こうべ):「再誕祭?」
ルティ(霖猫):「さいたんさい」

リク(ちろりあん):「いいな!祭り!」


フィス:「カフナ再誕祭です」
フィス:「カフナ再誕祭とは、次期族長を決定する際に行う祭りで…」
フィス:「ナルゥ族の集落では、族長が認めた『族長候補』の若者が複数おります」
フィス:「候補のいずれかが集落の過半数に『次期族長に相応しい』と判断してもらえれば、次期族長になることができるのです」
フィス:「その投票が近々行われるのでしょう」


アオナナ(こうべ):「あ~そういう こっちの元首を決めるようなものか」
フィス:「ええ、そうですね」
リク(ちろりあん):「へえー?」
ルティ(霖猫):「あ、父様に聞いた事ある!」


ナオ:「投票といっても、みんなで食べて飲んで踊りながらですけどね」

ナオ:「堅苦しい儀式じゃないんです」
アオナナ(こうべ):「楽しそうだな!」
ルティ(霖猫):「楽しそう~」
ナオ:「ええ、とってもたのしいですよ!」
アオナナ(こうべ):「それって俺らも見学してていいやつ?」
ルティ(霖猫):「それって私たちも見られる?」


ナオ:「もちろん!」
ナオ:「投票はできませんけど」

ナオ:「再誕祭は今夜からです、明日投票が行われるので…」
ナオ:「泊まっていかれては?」

 

リク(ちろりあん):「やったー!見て行こっと!」
ルティ(霖猫):「やったあ!ねえ、いいよねフィス」
フィス:「……」
ルティ(霖猫):「…だめ?」
アオナナ(こうべ):「フィスがいいってさ」勝手に返答
フィス:「…えっ!?」
フィス:「母!?」
アオナナ(こうべ):「無言の肯定ってやつだろ~?」
ルティ(霖猫):「わーい!」
リク(ちろりあん):「よかったな!」
フィス:「え、いや…、いや…!」
アオナナ(こうべ):「わーい!」
フィス:「……」
フィス:「(私の責任にしよう…)」


ルティ(霖猫):「ちゃんとフィスの傍に居るから!ね!」
フィス:「もちろんです」

ルティ(霖猫):「ありがとう!」

 


ナオ:「申し遅れました、私はナオといいます」
ナオ:「ナオ=ルゥ=リイアです」
ルティ(霖猫):「私はルティ!よろしくね!」
リク(ちろりあん):「ナオ!よろしくな!ぼくはリク!」
アオナナ(こうべ):「よろしくな~ナオ 俺はアオナナ!」
ナオ:「宜しくお願いします!」


フィス:「…族長候補はどこにいる?」
ナオ:「複数いるとは言いますけど、もう決まったようなものだってみんな言っていますよ」
ナオ:「ソルってひとがいるんですけど、とっても人気なんです」
ルティ(霖猫):「そうなの?」
アオナナ(こうべ):「そんな有力候補が居るのか」


ナオ:「明るくて快活で、優しくて…」
ルティ(霖猫):「へえー!」
ナオ:「みんなに分け隔てなく接してくれて、気にかけてくれて…」
リク(ちろりあん):「いいやつだな!」
ナオ:「ひとりで漁をしているのに、漁の成果だってすごいんです!」
アオナナ(こうべ):「すげえなあ!」
ナオ:「ええ!」
ルティ(霖猫):「すごーい!父様みたい!」


ナオ:「せっかくだから会いに行ってみてはどうですか?」
ナオ:「今の時間なら入江の方で、子供達にミーアライドを教えているはずです」
リク(ちろりあん):「いってみようよ!」
ルティ(霖猫):「ミーアライド!」
アオナナ(こうべ):「行ってみるかあ」
フィス:「…なりませんよ、見るだけです」
ルティ(霖猫):「わかってるよお」


---:ではみなさんが入江の方へ向かうとすると…。

 

エリダ「ど〜〜〜〜〜もぉ〜〜〜〜!!!!!!」


エリダ:「うおーッ!!ここがナルゥ族の集落っすかー!」

 

ナオ:「?」
フィス:「…?」
ルティ(霖猫):「…誰?」
アオナナ(こうべ):「おお?」
リク(ちろりあん):「客かな!?」


エリダ:「どもども!自分エリダっちゅーもんです!」
エリダ:「いやー!さすが楽園といわれるタラッタっすね!」


ルティ(霖猫):「…こんにちは?」
エリダ:「こんちはー!」
アオナナ(こうべ):「どうも 俺はアオナナ」
リク(ちろりあん):「エリダ!ぼくはリク!」


アオナナ(こうべ):「エリダも観光か?」
エリダ:「観光もかねてー!ってとこっすかね!」


ルティ(霖猫):「私はルティ。こっちはフィス」
フィス:「……」
エリダ:「どもども!」
ルティ(霖猫):フィスさんの後ろにいよ
エリダ:「小さいのに挨拶できてえらいねぇ!」


フィス:「………」
フィス:「貴様ここへ何の用だ?」
エリダ:「そうそう、観光も兼ねてなんすけど…」
エリダ:「取材しにきたっすよ!」
アオナナ(こうべ):「取材?」
ルティ(霖猫):「取材?」
リク(ちろりあん):「???」
エリダ:「はァい!」
エリダ:「自分、雑誌編集者の社員なんす!」
ルティ(霖猫):「ざっし」


エリダ:「昨今ですねぇ!砂漠の国では海洋系種族の需要が高まっているんすよ!」

ルティ(霖猫):「じゅよう」
リク(ちろりあん):「砂漠からきたのか!?」
エリダ:「砂漠もいきますっすよー!」
エリダ:「海洋系イケメン!海洋系美女!彼らの取材をしにきたんすー!」
ナオ:「はぁ…」


アオナナ(こうべ):「砂漠でかあ?水場も無いのに?」
エリダ:「だからこそ雑誌でね!思いをはせるわけっすよ!」
エリダ:「今回ナルゥ族特集の記事を書こうと思っておりましてー!」
アオナナ(こうべ):「なるほど…?無いものへの憧れってやつか」
ルティ(霖猫):「はあ…」
エリダ:「そうっすそうっす!」


フィス:「……失礼なことをするんじゃないぞ」
エリダ:「もちろんっすよー!」


---:知識が振れるよ。

 


アオナナ(こうべ):1d100<=90 【知識】→ 37 → 成功
リク(ちろりあん):1d100<=40 【知識】→ 17 → 成功
ルティ(霖猫):1d100<=55 【知識】→ 94 → 失敗


---:では成功したお二方。
---:エリダが手に持っている板のようなものは、ダルダロア製の『ラジオボード』だ。
---:ダルダロア人ではないであろうエリダが所持しているのを珍しいと思うかもしれない。

 

ルティ(霖猫):変わった板だなって思ってます
リク(ちろりあん):「それダルダロアのすごいやつだ!」
エリダ:「おっ、ご存知っすか!」
アオナナ(こうべ):「ラジオボードじゃん 高かったろ」

ルティ(霖猫):「らじおぼーど」
エリダ:「そっすねー!給料ぶっとびました!!」
リク(ちろりあん):「写真とか撮れるんだろ!?知ってる!」
エリダ:「撮れるっすよー!」

エリダ:「ブン屋にとっちゃ最高のアイテムっす!」
アオナナ(こうべ):「俺も欲しかったけどまだまだ手が届かなくてなあ


エリダ:「ところでー!」
エリダ:「自分もその次期族長候補さんのとこ付いてっていいっすか!?」
リク(ちろりあん):「いいよ!いっしょに行こう!」


アオナナ(こうべ):「あー ナオ、いいと思う?」
ナオ:「もちろんです」

アオナナ(こうべ):「そっか じゃあ一緒に行くかあ」
エリダ:「ありがたや〜!」


フィス:「………」
ルティ(霖猫):フィスさんにくっついとこ

---:というわけで、大所帯で入江に向かいます。

 

 

 

 

---:ナオに教えてもらった入江にやってきました。
---:入江にはたくさんのモクモクミーアがたゆたっていますね。

---:モクモクミーアの何匹かは、手綱がつけられています。


ルティ(霖猫):「かわいい!」
リク(ちろりあん):「でかい魚!」
アオナナ(こうべ):「お~いるいる」

 

ソル:「よーし、みんな随分上達したな!」
ソル:「少し休憩しよう、かいさーん!」

 

ナルゥ族の子供たち:「はーい!」
ソル:「……ふぅ」


アオナナ(こうべ):「あれがソルかな?」
エリダ:「っぽいっすね!」
リク(ちろりあん):「おーい!」


ソル:「!」
ソル:「こんにちは、旅の人かな」
リク(ちろりあん):「うん!ぼくはリク!」
ルティ(霖猫):「こんにちは!」
アオナナ(こうべ):「こんちは~」
エリダ:「どもー!」
ソル:「フィスさんがこんなに大勢つれてくるなんてどういう風の吹き回し?」
フィス:「…成り行きだ」


ルティ(霖猫):「ミーアかわいい~」

---:ではミーアを見ている姫!
---:ここにいるミーア、すべてが大きく立派に育っていることがわかります。

---:表皮はツヤツヤだし、ストレスなく育ててもらっているようですね。

 

ルティ(霖猫):「みんなすっごく大きいねえ」
ソル:「あ、あはは、光栄です」


アオナナ(こうべ):「俺らも再誕祭を見てくことになってさ、ソルにも挨拶しようと思ったわけよ」
ソル:「……再誕祭…」
アオナナ(こうべ):「すげえ人気者なんだってな 頑張れよ」
ソル:「あー…、あぁ、はい…」


エリダ:「これなんていう生き物っすかー!?」
エリダ:「ペシェっぽいけど!」
ルティ(霖猫):「モクモクミーアだよ」
アオナナ(こうべ):「モクモクミーアだ ペシェの親戚だな」
エリダ:「もくもく?」
エリダ:「へー、亜種かな!」
リク(ちろりあん):「モクモクミーア」
リク(ちろりあん):「へー!」


エリダ:「ナルゥのみんなはこれを飼ってるんすか?」
ソル:「ああ、役立ってもらっているよ」
ルティ(霖猫):「乗って移動も出来るんだよ。私も乗りたいけど…」
アオナナ(こうべ):「ナルゥ族はこいつに乗って漁をしたりするんだよな」
ソル:「そうそう!」
リク(ちろりあん):「乗れるのか!すごいな!」


ナルゥ族の子供たち:「ここのミーアね、ソルがみーんな育てたんだよ!」
ルティ(霖猫):「そうなの?すごーい!」
ナルゥ族の子供たち:「ね!すごーい!」
アオナナ(こうべ):「へええ すげえな!」
ソル:「……はは…、ま、まあね…」

ルティ(霖猫):「?」


---:閃き-10が振れます。


リク(ちろりあん):1d100<=40 【閃き-10】→ 24 → 成功
アオナナ(こうべ):1d100<=70 【閃き-10】→ 71 → 失敗
ルティ(霖猫):1d100<=45 【閃き-10】→ 12 → 成功


 

---:ソルが育て上げたモクモクミーアだというが……。
---:これといって、ソルにとても懐いているというわけではなさそうだ。
---:ソルに対するモクモクミーアの態度や反応は、あなた達とさほど変わりのないことに、少し違和感を覚える。
---:以上。


ルティ(霖猫):「………」
リク(ちろりあん):「こいつら、ほんとにソルが育てたのか?」
ソル:「え!?」
ソル:(裏声)
リク(ちろりあん):「だって、あんまりなついてない」

アオナナ(こうべ):「そうか?」閃かなかった人

ルティ(霖猫):「り、リク…あんまりそういうのは…」


ソル:「えっ、いやぁ!?懐いているよ!?」
ソル:「ほら!」

---:ソルが右手でサインを出すと、ミーアたちが片ヒレをパシャパシャ動かしますね。


アオナナ(こうべ):「命令ちゃんと聞いてるみたいだけどなあ」
ソル:「ね!懐いてるだろ!」
リク(ちろりあん):「………」
モクモクミーア:……

ルティ(霖猫):「わあ、すごい」
ルティ(霖猫):(でも、調教が出来てるのと懐いてるのは違うような…)

フィス:「……?」


リク(ちろりあん):「そうか、変なこと言って悪かったな!」
ソル:「あ、あはは…、いいよ!」
ソル:「そッ それより…」
ルティ(霖猫):「ねえ、ソル。そういう号令って私たちにも出来る?」
ソル:「ミーアライドやってみない!?」
ソル:聞こえていないようだ


リク(ちろりあん):「やりたい!」
アオナナ(こうべ):「やりたい!」
ルティ(霖猫):「ミーアライド…」


フィス:「……」
ルティ(霖猫):(チラッ)
フィス:「調教師もいることですし、短時間ならば良いでしょう」
フィス:「ただし私も同行させていただきます」
ルティ(霖猫):「本当!ありがとうフィス!大好き!」
アオナナ(こうべ):「やったなルティ!」
フィス:「勿体なきお言葉です」

ルティ(霖猫):「あ、でもネオーラの次にね!」

フィス:「ええ」


エリダ:「自分カナヅチなのでパスするっす〜!」
エリダ:「みなさんの勇姿を激写しているっすよ!」
ルティ(霖猫):「やった~」
アオナナ(こうべ):「かっこよく撮ってくれよ!」

ソル:「じゃあ、ミーアを選んでくれ」
ソル:「気が合いそうなやつがいるはずだよ」

 

 

---:自分が選んだモクモクミーアの能力値を決めよう!


モクモクミーア:STR 2d6+6
モクモクミーア:CON 2d6+6
モクモクミーア:DEX 3d6+10
モクモクミーア:SIZ 3d6+6


ルティ(霖猫):2d6+6 【STR】→ 3[2,1]+6 → 9
ルティ(霖猫):2d6+6 【CON】→ 4[1,3]+6 → 10
ルティ(霖猫):3d6+10 【DEX】→ 11[3,3,5]+10 → 21
ルティ(霖猫):3d6+6 【SIZ】→ 13[2,5,6]+6 → 19
ルティ(霖猫):1d5 → 5


モクモクミーア:「……」ルティちゃんをジッ…と見ている
ルティ(霖猫):君に決めた!
モクモクミーア:キャー


リク(ちろりあん):2d6+6 【STR】→ 7[6,1]+6 → 13
リク(ちろりあん):2d6+6 【CON】→ 2[1,1]+6 → 8
リク(ちろりあん):3d6+10 【DEX】→ 13[3,5,5]+10 → 23
リク(ちろりあん):3d6+6 【SIZ】→ 8[2,4,2]+6 → 14
リク(ちろりあん):1d5 → 4


モクモクミーア:「キャー!」リクちゃんが通りかかったときにパシャパシャ跳ねる
リク(ちろりあん):「おまえにしよう!」
モクモクミーア:やったー!


アオナナ(こうべ):2d6+6 【STR】→ 11[5,6]+6 → 17
アオナナ(こうべ):2d6+6 【CON】→ 4[1,3]+6 → 10
アオナナ(こうべ):3d6+10 【DEX】→ 9[3,2,4]+10 → 19
アオナナ(こうべ):3d6+6 【SIZ】→ 12[5,6,1]+6 → 18
アオナナ(こうべ):1d3 → 2
モクモクミーア:「……」アオナナさんをキラキラした目で見つめている
アオナナ(こうべ):「よろしくな~!」
モクモクミーア:「キャー!」


ソル:「よし、パートナーが決まったみたいだな!」
ソル:「せっかく人数がいるんだ、乗る練習をしてから、レースをしてみようか!」
アオナナ(こうべ):「おう!」
リク(ちろりあん):「うん!」
ルティ(霖猫):「レース!楽しみ!」
フィス:「……」

 

 


<ミーアライドレース:ルール>

4~8匹のモクモクミーアが優勝を争うレース。
<特技(ミーアライド)>は、<DEX×4>で代用可。

★レース開始直後のダイスで<特技(ミーアライド)>or<DEX×4(-20)>に成功すると、
 スタートダッシュが出来、一気に2マス進めるぞ!
 失敗しても、ちゃんと1マス進めるよ!

★技能ファンブルでモクモクミーアがいうことを聞かなくなり、コースアウト!即リタイア!

 


【モクモクミーアのせいかく】
モクモクミーアは一匹一匹の性格が違い、得意なことが変わってくる。
相棒の特技を生かして1位を狙おう!

<ルティのミーア:れいせい>
次のマスに進む際に発動可能。
2回使用できるが、1ターンに一度しか使えない。
無条件で1マス多く進める。


<リクのミーア:わんぱく>
相手のモクモクミーアへのタックル攻撃が成功した際に発動可能。
相手のモクモクミーアに<CON×5>のロールを発生させ、失敗すると相手は気絶しリタイアしてしまう。
タックル攻撃による自分への反動ダメージ(1d5)はそのまま入る。


<アオナナのミーア:ゆうかん>
レース中に一度だけ『大ジャンプ』をすることができる。
<DEX×4>or<特技(ミーアライド)>に成功した際に発動可能。
3マス進める。(2マス+1マス)


 

 

ソル:「よーし、みんなミーアに乗れるようになってきたね!」
ソル:「これならレースもできるよ」


---:みなさんはミーアライドの練習をして、ミーアを少し乗りこなせるようになりました。
---:特技(ミーアライド)+1d10+5をあげちゃおう


ルティ(霖猫):やったぜ
アオナナ(こうべ):やったー!
リク(ちろりあん):やったー!


リク(ちろりあん):1d10+5 → 6[6]+5 → 11
アオナナ(こうべ):1d10+5 → 1[1]+5 → 6
ルティ(霖猫):1d10+5 → 9[9]+5 → 14


ルティ(霖猫):じゃあ一人で乗ってみっか!
フィス:!?


アオナナ(こうべ):「力強いなあこいつ レース頑張ろうな!」ミーアちゃんナデナデ

モクモクミーア:キャー


ソル:「ルティはセンスがあるなあ!」
ルティ(霖猫):「本当!やったあ!」
ソル:「保護者なしでもいいんじゃないか?」
フィス:「いや…!さすがにそれは…!」
ルティ(霖猫):「お願いフィス、1回だけ」
アオナナ(こうべ):「いけるっていけるって」
フィス:「……」
フィス:「一度だけですよ」
ルティ(霖猫):「うん!ありがとう!」


ソル:「よし、みんな位置について!」
ソル:「遠くに見えるあの岩場がゴールというルールにしよう」


アオナナ(こうべ):「ルティ、リク!頑張ろうな!」
リク(ちろりあん):「うん!」
ルティ(霖猫):「うん!負けないよ!」


---:ソルとフィスはレースをするみなさんの後ろをついてくるようです。


---:ミーアライドレースのルール確認は大丈夫かな!?
---:準備ができた人は挙手してね。


リク(ちろりあん):ノ
アオナナ(こうべ):ノ
ルティ(霖猫):ノ


エリダ:「こっちでカウントダウンするっすよー!」


エリダ:「3、」
エリダ:「2、」
エリダ:「1、」


モクモクミーア:キャー!

 


=第1ラウンド=


 

★レース開始直後のダイスで<特技(ミーアライド)>or<DEX×4(-20)>に成功すると、スタートダッシュが出来、一気に2マス進めるぞ!失敗しても、ちゃんと1マス進めるよ!


アオナナ(こうべ):ダッシュします
リク(ちろりあん):ダッシュします~
ルティ(霖猫):ダッシュするー

リク(ちろりあん):1d100<=36 【DEX*4-20】→ 89 → 失敗

ルティ(霖猫):1d100<=55 【DEX×4-20】→ 63 → 失敗
アオナナ(こうべ):1d100<=32 【DEX×4(-20)】→ 99 → 致命的失敗


リク(ちろりあん):もうしんだ

リク(ちろりあん):アオナナニキ消えてった


モクモクミーアキャーーーーー!!!!

---:アオナナさんのミーアは沖にテティシアを見つけた!
---:ミーアはテティシアを追いかけていった…。

---:コースアウト!

 

アオナナ(こうべ)「ウオオオオオッ!!!」盛大にコースアウト


アオナナ(こうべ):どこ行くねーん!!
モクモクミーア:ザバババババ


アオナナ(こうべ):「そっちじゃねえってばあ~……!!」遠くなる声
ソル:「おっと!テティシアのほうに行っちゃったな」


フィス:母よ…

アオナナ(こうべ):すまんな…


ルティ(霖猫):「アオナナさん…」


=第2ラウンド=



---:加速したい人は宣言をお願いします!


リク(ちろりあん):加速したいです
ルティ(霖猫):しまーす!

---:<特技(ミーアライド)>or<DEX×4>どうぞ!


リク(ちろりあん):1d100<=(14*4) 【DEX】→ 13 → 成功
ルティ(霖猫):1d100<=60 【DEX×4】→ 69 → 失敗


---:リクさんがルティさんを追い抜いた〜!


モクモクミーア:キャー!
リク(ちろりあん):「いいぞ!がんばれ!」
アオナナ(こうべ):「がんばれ~」遠くから応援
ルティ(霖猫):「ああ~!」


=第3ラウンド=


---:加速したい人〜!


リク(ちろりあん):します!
ルティ(霖猫):はーい!


---:<特技(ミーアライド)>or<DEX×4>どうぞ!


リク(ちろりあん):1d100<=(14*4) 【DEX】→ 43 → 成功
ルティ(霖猫):1d100<=60 【DEX×4】→ 28 → 成功


---:ルティさんのミーアは焦らず冷静にスピードを徐々にあげる!
---:ルティさんが追い上げてきた〜!

 

モクモクミーア:キャー!
ルティ(霖猫):「いっけえ~!」
フィス:「その調子です!まだチャンスはあります!」
リク(ちろりあん):「あとちょっとだ!」


=第4ラウンド=


---:加速する人ー!


ルティ(霖猫):はーい!
リク(ちろりあん):しよう


---:<特技(ミーアライド)>or<DEX×4>どうぞ!


ルティ(霖猫):1d100<=60 【DEX×4】→ 32 → 成功
リク(ちろりあん):1d100<=(14*4) 【DEX】→ 28 → 成功


---:同時にフィニーーーーッシュ!!


---:ここでお二方、1d100をお願いします。

---:出目が低い方がギリギリタッチの差でゴールします。


リク(ちろりあん):1d100 → 56
ルティ(霖猫):1d100 → 99

エリダ:「ゴーール!」
エリダ:「タッチの差でリク選手の勝ちっすー!」


リク(ちろりあん)「やったー!!!!」

 


=レース終了=


ソル:「初めてレースをしたにしてはみんな上出来だ!」

 

ルティ(霖猫):「もうちょっとだったんだけどなあ。でもすごく楽しかった!」

ルティ(霖猫):「おめでとうリク!」

アオナナ(こうべ):「お疲れ~!最後すごかったなあ」戻り
リク(ちろりあん):「ありがとう!」

リク(ちろりあん):「たのしかったな!またやろうな!」ミーアぺちぺち

モクモクミーア:キャッキャ

ルティ(霖猫):「アオナナさん、おかえりなさい」

アオナナ(こうべ):「ただいま!」
アオナナ(こうべ):「俺はミーアの散歩になっちまったなあ ハッハッハ」
フィス:「災難でしたね…」

アオナナ(こうべ):「しかたねえ 生き物は気まぐれだ」


ルティ(霖猫):「あなたもありがとうね」ってミーアなでる

モクモクミーア:キャー
フィス:「……勝者を讃えるその優しさ、素晴らしい」
ルティ(霖猫):「父様が仰っていたもの。努力を尽くしたなら結果はどうあれ讃え合うものだって」
フィス:「……素晴らしい教えです、そしてそれを実行できるルティさんは更に讃えられるべきかと」

アオナナ(こうべ):「良い事言うなあ親父さん」
ルティ(霖猫):「えへへ」


---:みなさんが乗ったモクモクミーアは、海岸沿いをついてきますね。

ナオ:「みなさ〜ん!」


---:集落の方からナオが走ってきます。


リク(ちろりあん):「あ!ナオだ!」
ナオ:「ミーアライドをしていたんですか?お疲れ様です!」
ルティ(霖猫):「すっごく楽しかったよ!」
リク(ちろりあん):「うん!たのしかった!」
ナオ:「それは何よりです!ミーアも嬉しそう、懐いちゃったみたいですね」
アオナナ(こうべ):「ルティとリクのライド上手かったぜ~」
リク(ちろりあん):「アオナナもすごかったぞ!」
アオナナ(こうべ):「速さはな!すごかったよな!」

ルティ(霖猫):「リク、すっごく上手だったの!」
リク(ちろりあん):「ルティもな!」

ルティ(霖猫):「ありがとう!」


ナオ:「お召し物を乾かすついでに、集落で夕飯を召し上がってくださいな」

リク(ちろりあん):「ごはん!」
ルティ(霖猫):「ごはん~!」
アオナナ(こうべ):「ありがとなあ」

ソル:「もうそんな時間か、みんな〜!帰るぞ!」
ナルゥ族の子供たち:「は〜い!」


---:というわけで、ナルゥ族の集落へ戻ります。


ルティ(霖猫):「ミーア、ばいば~い」
リク(ちろりあん):「またな!」
アオナナ(こうべ):「じゃあな~」

モクモクミーア:キャー


---:集落は夕飯時、いい匂いが漂っています。
---:集落は客人を快くもてなしてくれます。

 

ナルゥ族:「ようこそ、旅の方と小き父、そして母よ!」
ナルゥ族:「今夜は寛いでいってくださいね」


リク(ちろりあん):「ありがとうな!」
アオナナ(こうべ):「ありがとう!美味そうだなあ」
ルティ(霖猫):「ありがとう。突然来たのに用意してくださって」


ナルゥ族:「いえいえ、たくさん食べてくださいね」
ナルゥ族:「シフィロスビアもあるぞー!」


ルティ(霖猫):「ミーアライドしてたらお腹空いちゃったあ」
アオナナ(こうべ):「ビア飲む~!」
ナルゥ族:「どうぞー!」
ナルゥ族:「私が母にビアを注ぐわね!」
ナルゥ族:「えー!私がやりたい!」
ナルゥ族:「まあまあ…」

アオナナ(こうべ):「まあまあ どうせおかわりもするから順番な!」


フィス:「…陸で母を見ることはあまりないので…、」
フィス:「皆喜んでいますね、煩わしかったら遠慮なく言ってください、母よ」
ルティ(霖猫):「普段は海の中だものね」

アオナナ(こうべ):「いいよ!賑やかなのは好きだ」


アオナナ(こうべ):食べ物の前に手をかざしてから額に指で渦を描く所作をします(食事前の挨拶)
リク(ちろりあん):挨拶見てる

ルティ(霖猫):挨拶まねっこしよ


---:ナルゥ族もアオナナさんと同じ食事前の挨拶をしますね。


リク(ちろりあん):「あ、いただきますか!」まねしよう


ナルゥ族:「母!足りないものがあったら言ってくださいね!」
アオナナ(こうべ):「ありがと!これ美味いな~よくロミロミされてるなあ」


ナルゥ族:「なんだよフィス!俺の料理が信用ならねーってか!?」

フィス:「万が一ということがある、全て毒味を行ってから…」
ルティ(霖猫):「おいしい~」

リク(ちろりあん):「うまーい!」
フィス:「……」
フィス:「(もう食べてる)」

 

ルティ(霖猫):「フィス、気持ちは嬉しいけどナルゥ族がそんなことしないのはあなたが一番わかっているでしょ?」小声

フィス:「…あなた様が我々を信頼してくれること、感謝致します」
フィス:「しかし、種族が同じだからといって、皆同じことを考えて行動しているとは限らないのです」
ルティ(霖猫):「それはそうかもしれないけど…でも今私に何かして得な事はないと思うよ?族長を決める大事な時にそんな騒ぎを起こすかなあ」小声
フィス:「……ルティさんは聡明でいらっしゃいますね」

ルティ(霖猫):「父様と母様にいつも言われているからね」


エリダ:「いや〜ナルゥ族はみんないい人っすね〜!」
リク(ちろりあん):「そうだな~!」
エリダ:「なんといってもこの夕焼けの集落と美味しいディナー!いんしゅた映え〜!」
フィス:「いんしゅ…?」
アオナナ(こうべ):「映えるよなあ」

---:なにやら集落の一角がより賑やかになっています。
---:賑わいの中心にはソルがいますね。


ルティ(霖猫):「あ、ソルだ」


ナルゥ族:「ソルー!次の族長はぜったいお前だぜ!」
ナルゥ族:「みんなあなたのことが大好きだものね!」
ナルゥ族:「今度こそ秘密の狩場教えてくれよな!」
ナルゥ族:「ミーアの調教の仕方もね!」

 

アオナナ(こうべ):「激励ってやつかねえ 期待されてるんだなあ」
リク(ちろりあん):「ソルは人気者だな~!」


ソル:「……、」
ソル:「は、」

ソル:「ははは!そうだね、いつかね!」


ルティ(霖猫):「………」

ソル:「じゃ…、じゃあ俺、ちょっと涼みに行ってくるから…」
ソル:「またあとでね〜…」


ナルゥ族:「早く戻ってこいよー!」
ナルゥ族:「そうよ!あなたのお嫁さんになりたいって子がたくさん待ってるんだから!」


ソル:「は、ははは………」


ルティ(霖猫):「ソル、なんだか落ち着かなさそうだね。緊張してるのかな」


---:読心術持ってる人います?
アオナナ(こうべ):あい


アオナナ(こうべ):1d100<=30 【読心術】→ 20 → 成功


---:アオナナさん、ソルを見て「非常に気まずそう」だなと感じますね。
---:みんなに褒め称えられているのに、嬉しくなさそうだ…。


アオナナ(こうべ):「……?」

アオナナ(こうべ):「(疲れてるだけじゃなさそうだな?何かあったか?)」


---:そんなソルはひとりでどこかに行ってしまいます。


エリダ:「ソルさんどこいくんすかね?」
アオナナ(こうべ):「さあ……」
ナオ:「涼みに行くといっていましたけど…」
ナオ:「ひとりになりたいんでしょうか、大勢に囲まれていましたし」
ナオ:「ソルさんは人気者ですけど、ちょっと変わってるんですよね」
ナオ:「もう16歳なのに、ひとりも娶っていないんですよ」
アオナナ(こうべ):「そうなん?」
アオナナ(こうべ):「あんなにモテてるのに?」
ナオ:「はい」
ナオ:「そこがカッコイイー!なんて子もいますけど」
アオナナ(こうべ):「へえ~」


ルティ(霖猫):「…ねえフィス、フィスから見てソルってどんな人?」
フィス:「私から、ですか」
フィス:「そうですね……正直…」
フィス:「なにか抱えているような気がします」
フィス:「いや、隠している?」
ルティ(霖猫):「…隠してる」
アオナナ(こうべ):「ふうん…」


フィス:「彼を見るのは初めてですが、あれは正直者の態度ではありません」
フィス:リクちゃんをチラ見
フィス:すぐ視線を戻す

リク(ちろりあん):「???」


ルティ(霖猫):「昼間もちょっと様子がおかしかったよね。リクにミーアが懐いてないって言われた時とか…」

ルティ(霖猫):「ミーアライドに乗ったミーアはすぐ懐いてくれたのに…」
フィス:「ええ、そうですね」
アオナナ(こうべ):「俺も今そう思えてきた 勘だけど」
エリダ:「えーなんか気になるっすね!」

 

リク(ちろりあん):「うーん、何か悩みとかあるのかな!?聞いてこよう!」
エリダ:「お!スニーキングミッションっす!!」

ルティ(霖猫):「えっ」
アオナナ(こうべ):「待て待てリク こっそりだ」
リク(ちろりあん):「なんで?」
アオナナ(こうべ):「いきなり何か悩みある?って聞いても隠すだろ」
リク(ちろりあん):「…なるほど」
アオナナ(こうべ):「人に本音吐けねえ奴は一人の時しか素になれねえのさ」
ルティ(霖猫):「集落の人にも隠してるくらいだもの、他所の私たちが聞いたら余計素直には教えてくれないんじゃないかな」
フィス:「集落が賑やかなのが幸いですね、尾行は簡単でしょう」
ルティ(霖猫):「でもどこに行ったのかな…涼めそうな場所…」
アオナナ(こうべ):「海の方じゃねえか?」


---:探索で足跡を追えるドン!

 


リク(ちろりあん):1d100<=50 【探索】→ 73 → 失敗
アオナナ(こうべ):1d100<=61 【探索】→ 49 → 成功
ルティ(霖猫):1d100<=60 【探索】→ 3 → 決定的成功/スペシャル


---:姫めっちゃわかる
---:貯金でおねがいしまーす!
ルティ(霖猫):はーい!


---:アオナナさんとルティさんは、浜辺でソルの足跡を発見した!
---:これを追えば居場所に辿り着きます。

 

---:集落から離れた、入江の洞窟に辿り着きました。
---:洞窟前の浜辺で足跡が途切れているので、洞窟内に入ったのでしょう。

アオナナ(こうべ):「ここか」
ルティ(霖猫):「足跡はここに来てるけど…」
リク(ちろりあん):「入ってみよう」


---:洞窟内は暗いですが、奥にうっすら明かりが見えます。


アオナナ(こうべ):「気を付けろよ~」
ルティ(霖猫):「静かにだよ。そーっとね」
リク(ちろりあん):「わかった!」
エリダ:「ステンバーイ…ステンバーイ…」


---:洞窟を進むと、声が聞こえてきます。
---:ソルの声と、もうひとりいるようですね。

 

ソル:「なぁ、もう嘘をつくのは限界だよ…」

オリ:「なぜだ?今までうまくやれたんだ、これからも大丈夫だろう」

 

---:ソルよりもひとまわり大きいナルゥ族がいます。
---:アオナナさんくらい身長がある。


アオナナ(こうべ):「誰だ…?」
ルティ(霖猫):「フィスは知ってる?」

フィス:「いえ、初めて見る者です」
ルティ(霖猫):「そっか…」

アオナナ(こうべ):「集落の人じゃねえのか」

ルティ(霖猫):「集落以外で暮らしてるナルゥ族も居るから…」


ソル:「大丈夫だって!?集落にいないから適当なこと言えるんだよ!」
ソル:「俺がどれだけ大変か知らないだろ!オリは!」
オリ:「漁がうまくいかないからって、最初に俺の収穫をねだったのはお前だろう」

ルティ(霖猫):「え」


ソル:「そうだけど…!」
ソル:「だってオリが良いっていうから…」
オリ:「ああ、別に良い」
オリ:「俺の収穫も、俺の育てたミーアたちも、お前が使えば良い」
オリ:「それが集落の糧になるのなら、俺はそれで満足だ」
ソル:「だから…!もう嘘はつけないって!」
ソル:「俺次の族長にされそうなんだぞ!」
ソル:「無理無理無理無理!!」
ソル:「絶対無理!!」


アオナナ(こうべ):「ははぁ……そういう感じか」

ルティ(霖猫):「う~ん…」


オリ:「お前は皆をまとめるのがうまいじゃないか」
ソル:「毎日みんなの顔色伺ってさあ!」
ソル:「誰と誰の仲が悪いから一緒に漁をさせちゃいけないとか!!」
ソル:「誰と誰が仲いいから一緒にしてあげるとかさあ!」
ソル:「誰が何に困っているとかさあ!」
ソル:「楽じゃないんだよ!」
ソル:「オリはいいよなぁ!独りで気ままに暮らせてさあ!」


オリ:「……好きで独りになっているんじゃない」


ソル:「ならみんなに混ざれる努力をしろよぉ!」
オリ:「…俺はみんなに認めてもらえない」
オリ:「俺は忌み子だ、仲間にはなれない」


ソル:「頭かたいなぁ、お前も集落のみんなも!」
ソル:「も〜、もぉ〜〜!!」


---:ソルは大きなため息をついてその場に転がった…。


アオナナ(こうべ):「何か込み入ってんな」
エリダ:「つまりどういうことっすかね?」

リク(ちろりあん):「わかんない」
ルティ(霖猫):「嘘はいけないけど…何か事情がありそうだね」
アオナナ(こうべ):「ある意味、あの二人は共生してるって事かな」


フィス:「彼が嘘をついているとしたら、このまま族長になるのは…」
フィス:「……忌み子…、ふむ…」
ルティ(霖猫):「何よりソル自身がその気じゃないしね…」


アオナナ(こうべ):「オリって奴は集落の仲間になれねえけど、ソルを通して間接的に集落と関わってるんだな」
リク(ちろりあん):「なんでオリはみんなのとこにいかないんだ?仲間だろ?」
ルティ(霖猫):「それは…」
フィス:「忌み子と言うなれば…、いや、直接聞くのが一番です」
アオナナ(こうべ):「ナルゥ族で忌み子ってえと…」
ルティ(霖猫):「うん…」
フィス:「集落の者には言えないことでしょうが、我々には話してくれるかもしれません」
リク(ちろりあん):「よし、聞きにいこう!」
アオナナ(こうべ):「ここまで盗み聞きできれば十分だろ 行こう」


---:みなさんはソルとオリのもとへ駆け寄ります。


リク(ちろりあん):「おーい!おまえら!」
ソル:「!」
オリ:「…?」
ソル:「ゲッ!君たちは!」


ルティ(霖猫):「ごめんなさい…お話、聞いてしまったの」
アオナナ(こうべ):「悪いね 言いふらしたりする気はねえよ」

アオナナ(こうべ):「でもあんたら二人じゃ堂々巡りだろいまんとこ」
ソル:「……」顔が引きつっている
ソル:「…えっと……」

 

オリ:「これはこれは、小き父に雄大な母よ」

アオナナ(こうべ):「おお…近くで見るとでけえな」


リク(ちろりあん):「オリもみんなのとこに行ったらいいのに」

リク(ちろりあん):「みんないいやつだぞ!」
オリ:「ふふ、」
オリ:「私の母親はラーナル族だからな」
アオナナ(こうべ):「!」
ルティ(霖猫):「やっぱり…」
アオナナ(こうべ):「そうか…」

リク(ちろりあん):「???」


フィス:「ええと…」
フィス:「リク殿、ナルゥ族という種族は…、」
フィス:「信仰上、タラッタ人、そしてラーナル族と婚姻してはならないのです」
リク(ちろりあん):「なんで?」
フィス:「信仰上の理由です」
フィス:「詳しくは国会図書館で勉強なさい」


リク(ちろりあん):「母親がラーナル族っていうのだとなにかわるいのか?」
オリ:「悪いとも、貴様も自分の親とは交わるまい?」
リク(ちろりあん):「???」
オリ:「タラッタ人は父、ラーナル族は母、ナルゥ族とはそういう生き物だ」
アオナナ(こうべ):「まあ…もう何百年も前の話だけどな」
リク(ちろりあん):「じゃあ親がいっぱいいるんだな」
オリ:「そうだとも」


ルティ(霖猫):「ナルゥ族はタラッタ人とラーナル族から生まれた種族なの。だから私たちを父、ラーナル族を母と呼んでどちらとも結婚は駄目って決まりがあるのよ」
リク(ちろりあん):「へえー」
ルティ(霖猫):「だからナルゥ族の皆、私とアオナナさんをそう呼んでたでしょう?」

リク(ちろりあん):「そういえばそうだな」
アオナナ(こうべ):「もうその父と母は居ないんだけど、律儀に守ってくれてるんだよな」


エリダ:「いまどきめんどくさくて古臭い宗教っすね〜」

エリダ:「ナルゥ族はナグメフスタンやカゲングを見習ったほうがいいっすよ!」

エリダ:「時代は個人主義!恋愛の形も様々っす〜」


ルティ(霖猫):「私たちはあまり…言い方はよくないけど気にしてはいないのだけど」
ルティ(霖猫):「それに、ソルも気にしてはいないのでしょう?」

ソル:「……」
ソル:「うん…、いや、はい」


フィス:「!? 信仰心がないと?」


ソル:「…いや、だってこんな決まりおかしくない!?」
ソル:「タラッタ人もラーナル族もだめ、それじゃあナルゥ族としかくっつけないじゃないか!」
ソル:「生まれた時から選択肢が与えられないなんて…」


リク(ちろりあん):「うん、変だ」
ソル:「だよね!?」

アオナナ(こうべ):「俺もそれは賛成 大勢の前では一応尊重してるけどな」


フィス:「……なんと野蛮なナルゥ族なのだ、貴様は…」

ソル:「ほらぁ!!こういう人ばっかりなんだよナルゥ族って!!」


ルティ(霖猫):「フィス、信仰と一人一人の考え方は別よ」
フィス:「しかし…」
ルティ(霖猫):「何より私たちの一番始まりの竜は進化を求めて陸を目指したわ。そして次の進化を認めてきた」
ルティ(霖猫):「私たちコキノポリノスだってもう随分色んな血が混ざってしまったけど、それでもあなた達は私たちを変わらず父と呼んでくれる。それはとても嬉しい事だって父様は仰っていた。私もそう思う」
ルティ(霖猫):「どれだけ見た目が変わってしまっても、あなた達が私たちの大事な誇りである事は何一つ変わらないの。だからね、新しい道に進む事は何にも怖いことじゃないって、私は思うわ」


フィス:「……」
アオナナ(こうべ):「そういうこった」
フィス:「…しかし、しかし……ううむ…」
オリ:「……」
アオナナ(こうべ):「フィスはフィス、オリの親は親で共に生きたい人が違った それだけだと思うぜ」


オリ:「小き父よ」
ルティ(霖猫):「はい」
オリ:「あなたは聡明であられるが…、」
オリ:「その考えは『個を受け入れられない者』をないがしろにしているとも感じられるな」
オリ:「個人を尊重するべきだという考えは素晴らしい」
オリ:「しかし、集団で、皆と同じように生きたい、生きなければならない者もいるのだ」


リク(ちろりあん):「じゃあオリはずっと仲間外れなのか?そんなのおかしいだろ!」
オリ:「おかしい?俺はそうはおもわない」
リク(ちろりあん):「おかしい!」
ルティ(霖猫):「リクの言う通りだわ。あなたは、あなたの幸せを願うソルの気持ちは気にならないの?」
オリ:「それはありがたいな、ありがたいが…」
オリ:「生まれた時から俺の運命は決まっている」


ソル:「こいつは誰よりも集落のみんなのことを考えているんですよ!」
ソル:「俺なんかよりずっと…」
アオナナ(こうべ):「いや、ソルもよくやってるよ」
ソル:「えっ」
アオナナ(こうべ):「確かに最初は辻褄合わせだったと思うけどな でも大変だって言いつつ周りよく見えてるじゃんか」
ソル:「……」
アオナナ(こうべ):「大抵の奴ならもっと早くボロが見えてただろうが、ソルはそうならなかった」


ルティ(霖猫):「そうよ!嘘はいけないけど…ソルはこれまでずっとオリの為に頑張ってきたんでしょう?嘘をつき続けるのは、とても辛くて悲しいわ…でも、全部オリの為なんでしょう?」
ソル:「ま、まぁ…はは……」
ソル:「……」
ソル:「ちがいます、ごめんなさい」
ソル:「ルティ、俺は自分のためにやっていたよ」
ソル:「最初はただちょっとごまかして、自分のメンツを保つ為だったんだ」
ソル:「でも、みんなに褒められて気持ちよくて、調子に乗って…」
ソル:「今更『嘘でした!』なんて言えない状況になってしまった」

ルティ(霖猫):「まあ」


オリ:「俺はそれでいい」
オリ:「俺の仕事がお前の成果になり、集落は喜ぶ」
オリ:「誰も困っていないじゃあないか、なあ?」
ルティ(霖猫):「オリ…」


ソル:「困ってますけどー!?」
アオナナ(こうべ):「困ってるよなあ(苦笑)」


エリダ:「うーん、この場合、具体的な解決方法がほしいところっすねぇ」
エリダ:「どうすりゃいいと思います?」
アオナナ(こうべ):「そうだなあ…」
リク(ちろりあん):「ちゃんと説明すればオリがいいやつだってみんな分かってくれるとおもう!」
ルティ(霖猫):「一番は本当の事を話す事だと思うけど…」


オリ:「説明だけで受け入れてくれるとは思えんがね」
オリ:「紅い真珠をいくつ持っていたって、刺青を与えてくれないほどだ」


ルティ(霖猫):「…ねえ、ソル、オリ」
ソル:「はい」
オリ:「何かね」
ルティ(霖猫):「あなた達が、今一番大事なものは、何かしら」
ソル:「……」
オリ:「集落、いや、ナルゥ族すべてだとも」


ソル:「………えっ…と…、」
フィス:「ハッキリ言え」
ソル:「自分です!!!!」


ルティ(霖猫):「うーん…それなら本当に今のままが一番いいって事になってしまうわね」
リク(ちろりあん):「そんなのだめだ!」
ルティ(霖猫):「リク…」


アオナナ(こうべ):「じゃあ自分が一番誇れることは何だ?」
アオナナ(こうべ):「得意な事でもいい」


オリ:「漁、潜水、ミーアの飼育と調教、帆船の舵」


ソル:「……」
ソル:「誇れること……?」
ソル:「……、なにも……」


アオナナ(こうべ):「何でもいい 一番じゃなくても」


ソル:「……」
ソル:「!」
ソル:「みんなに嘘はついていたけど…」
ソル:「自分に嘘をついたことはない…、かな」
ソル:「…誰も娶ってないよ」


アオナナ(こうべ):「いいね 自分に正直なのはなかなか出来る事じゃない」
ソル:「そうですかねぇ…」
アオナナ(こうべ):「そうだよぉ」
ルティ(霖猫):「そうね、それはとっても素敵なことよ」


フィス:「…? つまり気に入った女がいないと…?」
ソル:「えっ、あぁ…、いやぁ……」
ソル:「フィスさんには言いたくないな…」
フィス:「?」


リク(ちろりあん):「ほかに好きなやつがいるのか!?」
ソル:「えっ!?いやぁ!?」
アオナナ(こうべ):「言いにくいなら俺だけこっそり聞いてもいいぞ?」
ソル:「…ここじゃ言えない!!言えないです!!勘弁して!!」

アオナナ(こうべ):「初々しいなあ~~」にやにや

オリ:「俺にも言えないことか?ん?」
ソル:「言えねえ!!」

 

ルティ(霖猫):「…フィス、誰か来てないか入り口を見てきてくれる?」
フィス:「? 了解しました」

オリ:「もう日が沈む、そろそろ帰るといい」
オリ:「続きは明日でも話せるだろう、日はまた昇る」
オリ:「生憎ここは俺ひとりしか寝る場所がないのでな」


アオナナ(こうべ):「そうだな 悪いねどかどか上がりこんで」
リク(ちろりあん):「お前ずっとここに一人なのか?」
オリ:「ああ、そうだとも」


オリ:「…そういえばミーアから聞いたぞ、リクは素晴らしいセンスの持ち主だとな」
リク(ちろりあん):「そうかな!?すごくたのしかった!」
リク(ちろりあん):「ミーアと仲がいいんだな!」
オリ:「ああ、ミーアも大層喜んでいた」
オリ:「奴らの考えていること感じていることは海を通せばわかる」
リク(ちろりあん):「お前すごいなあ!なんでみんな分かってくれないんだろう」
オリ:「わかろうとしないのさ」


ルティ(霖猫):「どのミーアもとっても立派だったわ。ソルもすっごく丁寧に教えてくれた」

アオナナ(こうべ):「元気すぎてコースから飛び出た奴も居たなあ…」


リク(ちろりあん):「そうだ!ソルがちゃんと説明すればいいんだ!ソルは人気者だからみんな話を聞いてくれるよ!」
ソル:「えぇっ」
リク(ちろりあん):「それで二人で族長をやればいいんだ!」
ソル:「簡単に言うよねえ!」
ルティ(霖猫):「すっごく素敵ね、それ!」


エリダ:「それはいい考えっす!」
エリダ:「でも今日はもう遅いですし、説明は明日でいいんじゃないっすかね?」
エリダ:「みんな動き回って眠いっすよ、きっと」


リク(ちろりあん):「そうだな!また明日にしよう!」
ルティ(霖猫):「…でも、何かを変えるのって…案外そんなものかもしれないわ」
アオナナ(こうべ):「だな」
ソル:「……大丈夫かなぁ…」
アオナナ(こうべ):「……」


ルティ(霖猫):「そうね。ごめんなさいオリ、お話出来て楽しかったわ。おやすみなさい、いい夢を」
オリ:「光栄だ小き父よ、あなたも良い夢を」
ルティ(霖猫):「ええ!」
リク(ちろりあん):「じゃあまた明日な!」


ルティ(霖猫):「フィスー!お待たせ!誰か来る人は居た?」
フィス:「いいえ、ミーアの群れがいるくらいです」


アオナナ(こうべ):皆が出ていく中、ちょっとだけ足を止めます
アオナナ(こうべ):「……オリ、その大きな体にこの洞窟は窮屈じゃないか?」
アオナナ(こうべ):「ソル、集落で皆の視線の的になるのは息苦しいか?」
オリ:「……」
ソル:「…まぁ……」
アオナナ(こうべ):「それに比べて、どうだあの海は」
アオナナ(こうべ):「生きとし生けるもの全てを飲みこんで包み込む…なんていいところなんだろうな」
オリ:「我々の故郷だとも、雄大なる母だ」
アオナナ(こうべ):「そうだ」
アオナナ(こうべ):「帰る場所はどこにでもある」
アオナナ(こうべ):「……ま、しっかりリフレッシュしろよって事だ!」
アオナナ(こうべ):「じゃあまた明日な!おやすみ~!」ノシ
オリ:「母のいうことだ、心に刻もう」
ソル:「……」

 

 

 

---:一悶着ありましたが、朝は平等にやってくるんだぜ。


---:ほあようごぁいまーしゅ!
アオナナ(こうべ):ほあようごぁいまーしゅ!
リク(ちろりあん):ほあようごぁいまーしゅ!
ルティ(霖猫):ほあようごぁいまーしゅ!
---:げんきだね
アオナナ(こうべ):良く眠れました
ルティ(霖猫):新しい朝が来た希望の朝だ


---:客人用のおうちに、ナルゥ族が訪ねてきますね。


ナルゥ族:「おはようございます!」
アオナナ(こうべ):「おはよ~!」
リク(ちろりあん):「おはよう!」
ルティ(霖猫):「おはよう!」
フィス:「おはよう」


ナルゥ族:「朝からすみません、ナオをみませんでした?」
アオナナ(こうべ):「ナオ?いいや、まだ見てないな」
ルティ(霖猫):「え?」
リク(ちろりあん):「?」
ナルゥ族:「そうですか…、起きたらいなくって…」
ナルゥ族:「どこにいったんだろう?」


---:みなさん起床したらわかるのですが…。
---:エリダの姿も見えない。

アオナナ(こうべ):「エリダも居なくね?」
リク(ちろりあん):「ほんとだ、いないな」


アオナナ(こうべ):荷物も無い感じですか?
---:エリダの荷物は綺麗さっぱりないですね。


リク(ちろりあん):「どこ行ったのかな?取材かな?」
フィス:「我々に一言もなく…?」
リク(ちろりあん):「うーん」
アオナナ(こうべ):「荷物も全部無い…」


ルティ(霖猫):「…需要」
フィス:「需要?」
アオナナ(こうべ):「ん?」

リク(ちろりあん):「?」
ルティ(霖猫):「あの人、昨日そう言ってた」
フィス:「………まさか」


アオナナ(こうべ):「ああ、砂漠での水棲種族の需要か…」
ルティ(霖猫):「ナオ、連れていかれちゃったんじゃ…」

アオナナ(こうべ):「決めつけるのはまだ早いが、ちょっとこうしちゃいられねえな」
フィス:「追いましょう!ルティさんはここに!」


---:フィスは飛び出してしまいますね。


ルティ(霖猫):「フィス!」
フィス:「!」
ルティ(霖猫):「私、貴方から離れないって言ったわ」
フィス:「…!」
フィス:「……申し訳ありません、使命に背いてしまうところでした」

ルティ(霖猫):「いいの。フィスならちゃんと守ってくれるって、私信じてるもの」

 

リク(ちろりあん):「行こう!」
アオナナ(こうべ):「おう」魔法装備着けてく

---:探索を振ってみよう!


リク(ちろりあん):1d100<=50 【探索】→ 75 → 失敗
アオナナ(こうべ):1d100<=61 【探索】→ 28 → 成功
ルティ(霖猫):1d100<=60 【探索】→ 28 → 成功


---:辺りを探してみると、先日訪れた入江の方に、エリダの靴らしき新しい足跡を発見できます。
---:その足跡に、ナルゥ族の足跡も追従していますね。


アオナナ(こうべ):「こっちだな」
ルティ(霖猫):「あっちね!」


アオナナ(こうべ):後を追います
ルティ(霖猫):行くぜ行くぜ


---:足跡を追うと…。
---:オリが倒れている!


アオナナ(こうべ):「オリ!」

 

オリ:「うっ、ぐ…、貴様…!」

エリダ:「ひゃははー!邪魔するからっすよ!」

エリダ:「さすが改造スタンガンっす!水棲生物にこうかはばつぐんっす!」

 

リク(ちろりあん):「!?」
ルティ(霖猫):「オリ!あなた…!」
アオナナ(こうべ):「エリダ…?あんた何してんだ?」

 

ナオ:「…! みなさん!」

 

---:エリダはナオの腕を掴んでいます。

---:ナオはそれに抵抗しているようです。


リク(ちろりあん):「エリダ、お前!」
ルティ(霖猫):「ナオを離しなさい!」


エリダ:「はいそうですかとは言えないっすね〜!」
エリダ:「せっかく捕まえた新商品っす、みすみす逃しはしないっすよ!」


---:入江の前を、黒い船が猛スピードで通りかかる!
---:エリダはその船にタイミングよく飛び乗り、ナオを船に引きずり込みます。

 

エリダ:「あばよ〜っす!」
ナオ:「きゃっ!」
アオナナ(こうべ):「何だありゃあ…」
リク(ちろりあん):「ナオ!」
ルティ(霖猫):「待ちなさい!!!!」
フィス:「貴様…!!」


オリ:「ミーア!」
オリ:「お前たちのミーアで追え!」
アオナナ(こうべ):「! 分かった!」
リク(ちろりあん):「わかった!」
ルティ(霖猫):「うん!」


エリダ:「へっへ〜ん、ダルダロア製の船に追いつけるわけないっす!」


=第1ラウンド=


---:スタートダッシュだ〜!


リク(ちろりあん):1d100<=36 【DEX*4-20】→ 9 → 成功
アオナナ(こうべ):1d100<=32 【DEX*4-20】→ 27 → 成功
ルティ(霖猫):1d100<=40 【DEX×5-20】→ 41 → 失敗
フィス:シークレットダイス


エリダ:1d100<=60 【 特技(船舶運転) 】→ 95 → 失敗


エリダ:「うひゃ〜!きたっすきたっす〜!」
ナオ:「痛い!離してください!」
アオナナ(こうべ):「ミーアの速さ舐めんなよ!」

ルティ(霖猫):「ナルゥ族の略取誘拐は大罪なんだからね!」


---:船の真後ろに隣接すれば『近接武器』で、『遠距離武器』はどのマスからでも-20%で船のエンジンに攻撃することができるぞ!
---:エンジンに20以上のダメージを与えると船は停止する!
---:また、船が走行中でも同じマスに辿り着けば、<軽業>で飛び乗る、もしくは<STR×5> で船の側面にしがみつき登ることができるぞ!


リク(ちろりあん):近接攻撃
リク(ちろりあん):1d100<=60 【武器(大剣)】→ 88 → 失敗
リク(ちろりあん):だめだ


---:足元が不安定で外れてしまった!

ルティ(霖猫):1d100<=60 【DEX×4】→ 59 → 成功
フィス:1マス進む

アオナナ(こうべ):氷魔法使用します
アオナナ(こうべ):1d100<=80 【氷魔法】→ 21 → 成功
アオナナ(こうべ):1d3 → 3


---:3ターンの間、船は加速ができなくなった!


エリダ:「ぎゃー!エンジンの調子が悪いっす!」
エリダ:「よくもやったっすねー!」
アオナナ(こうべ):「行かせねえぞ!!」

 


=第2ラウンド=



エリダ:1d100<=50 【 武器(小銃) 】→ 22 → 成功
エリダ:2d6+2 → 8


エリダ:「くらえー!っす!」 


---:アオナナさんのミーアに銃弾を放った!
---:攻撃を回避する場合<DEX×4>or<特技(ミーアライド)>1/2でのロールとなる。これは1ラウンド1回のみ可能。


アオナナ(こうべ):DEXで回避!
アオナナ(こうべ):1d100<=26 【DEX】→ 77 → 失敗


モクモクミーア:キャー!
モクモクミーア:6ダメージ!(2の装甲)


アオナナ(こうべ):「このっ…!大丈夫か!?」


モクモクミーア:つよいので。
アオナナ(こうべ):つよいね。

ルティ(霖猫):つよーい!

モクモクミーア:おれはやるぜやるぜやるぜ


ルティ(霖猫):「アオナナさん!」
アオナナ(こうべ):「俺はいい!船に集中してくれ!」

リク(ちろりあん):加速します
リク(ちろりあん):1d100<=(14*4) 【DEX】→ 98 → 致命的失敗

エリダ:1d100<=50 【 武器(小銃) 】→ 63 → 失敗


---:エリダが銃弾を放ったが、間一髪避けることができた!

ルティ(霖猫):船にタックルします
ルティ(霖猫):1d100<=60 【DEX×4】→ 94 → 失敗


モクモクミーア:キャー!
---:うまくタックルできなかった…!


ルティ(霖猫):「くっ…!」


フィス:シークレットダイス
フィス:1d10 → 1
フィス:1d5 → 2


フィス:「浅いな…!」
エリダ:「そんなへっぽこタックル効かないっす!」

アオナナ(こうべ):ダッシュします
アオナナ(こうべ):1d100<=(13*4) 【DEX】→ 100 → 致命的失敗


---:ドーーーーーー
エリダ:おやおや〜?
アオナナ(こうべ):ほおおおおおお


エリダ:1d100<=50 【 武器(小銃) 】→ 42 → 成功
エリダ:2d6+2 → 6


モクモクミーア:キャー!
モクモクミーア:4ダメージ


アオナナ(こうべ):「バンバン撃つなそんなもん!」
エリダ:「エリダちゃんの財力の結晶っす〜」
エリダ:「貧乏おさかな商人からしたら珍しいでしょうけどぉ?」
フィス:「貴様!」

アオナナ(こうべ):「てめえ!泡吹かしてやるから覚悟しろよ!」

 


=第3ラウンド=


エリダ:1マス進むっす〜

リク(ちろりあん):加速
リク(ちろりあん):1d100<=(14*4) 【DEX】→ 43 → 成功

ルティ(霖猫):フィスさんに船の進路妨害をお願いしたいです
フィス:了解

ルティ(霖猫):1d100<=60 【DEX×4】→ 92 → 失敗
モクモクミーア:キャー!
ルティ(霖猫):ああ~!


フィス:シークレットダイス
フィス:「逃がさんぞ!」
エリダ:「ちょっと〜!邪魔っす!」


---:フィスが進路妨害をした!
---:船はこのマスから動かなくなったぞ!


ルティ(霖猫):「ありがとうフィス!」
フィス:「礼は無事に帰ってから頂きましょう!」
ルティ(霖猫):「わかった!」


アオナナ(こうべ):海洋学振ります
アオナナ(こうべ):1d100<=76 【海洋学】→ 62 → 成功
アオナナ(こうべ):DEX!
アオナナ(こうべ):1d100<=(13*5) 【DEX】→ 63 → 成功
アオナナ(こうべ):タックルだ!
アオナナ(こうべ):1d10 → 6
アオナナ(こうべ):1d5 → 4


モクモクミーア:キャー!
アオナナ(こうべ):「いけえ!」
エリダ:「ちょっとぉ!」


=第4ラウンド=


エリダ:「んも〜!邪魔っす!どけぇ〜!」


エリダ:1d100<=50 【 武器(小銃) 】→ 48 → 成功
エリダ:2d6+2 → 12


フィス:シークレットダイス


---:僅かな手綱さばきで銃弾を避けた!


エリダ:「よけんなー!」


リク(ちろりあん):1マス進んで船体にしがみつきます
リク(ちろりあん):1d100<=(16*5) 【STR】→ 32 → 成功


---:ぐわし!!!!!!

---:ものすごい突風にまけることなく船にしがみつき、登るー!


リク(ちろりあん):「止まれー!!!」
エリダ:「うわー!こっちくんなっす!」
エリダ:「ダイハードか!」

ルティ(霖猫):タックルだ!
ルティ(霖猫):1d100<=60 【DEX×4】→ 18 → 成功
ルティ(霖猫):2d10 → 6


---:タックル!6ダメージ!


ルティ(霖猫):「リク!ちょっと耐えてね!」

リク(ちろりあん):「まかせろ!」
エリダ:「うわ!エンジンやべーっす!メーデーメーデー!」
ルティ(霖猫):「絶対に行かせないんだから!」


フィス:進路妨害中


アオナナ(こうべ):海洋振ってからDEX!
アオナナ(こうべ):1d100<=76 【海洋学】→ 99 → 致命的失敗


---:でえええwww
アオナナ(こうべ):wwww
---:普通の失敗でいいです
アオナナ(こうべ):お慈悲…


アオナナ(こうべ):1d100<=(13*4) 【DEX】→ 20 → 成功
アオナナ(こうべ):1d10 → 6


---:6ダメージ!

 

エリダ:1d100<=60 【 特技(船舶運転) 】→ 41 → 成功


アオナナ(こうべ):「オラオラオラァ!!」 
エリダ:「うおおお!もちこたえろエンジンー!」

アオナナ(こうべ):「しぶとい!流石ダルダロア製!!」

ルティ(霖猫):「ダルダロアの王様だってこんな使い方されるとは思ってないよ…」

 

 


=第5ラウンド=



ナオ:「リクさん!」


リク(ちろりあん):エンジンに大剣突き立てます

---:エンジンは回避を行わないので自動成功です
---:ダメージどうぞ!


リク(ちろりあん):2D8+2+1d4 → 17


---:あっこれは…
アオナナ(こうべ):あっ(察し)


リク(ちろりあん)「くらえ!」


エリダ:「ちょおおおおおお!?」
エリダ:「そんなに衝撃あたえたら吹っ飛ッ」

 


=戦闘終了=


 

---:エンジンに思い切り大剣をつきたてたらどうなるか…。
---:そりゃあね、
---:大爆発しますよね。


アオナナ(こうべ):せやな。


ナオ:「きゃー!」
エリダ:「ぎゃあああああ!!」


---:船にのっていたナオ、エリダ、リクさんは荒れた海へ放り出されます。

---:リクさんは自分のミーアに救助されます。


モクモクミーア:ごすずーん!
リク(ちろりあん):ハムゴロー生きてるか?
---:生きててよ

 

リク(ちろりあん):「ありがとう!助かった!」
モクモクミーア:キャー!

 

アオナナ(こうべ):「ナオ!!」
ナオ:「あっ、だいじょうぶでーす!」
ナオ:「泳ぎは得意なので!」

アオナナ(こうべ):「あっそうだったな!良かった!」


ナオ:「…エリダさんが!」
ルティ(霖猫):「沈む前に捕まえなきゃ!」

ルティ(霖猫):「フィス!エリダを!」


フィス:「!」

 


---:フィスがミーアから飛び降り、海へ潜ります。


---:……


---:…………

 



『あれ?』
『自分、海に放り出されたっすね…』
『息が続かない…』
『くるしい、』


『……、』


『海は嫌いだ、私に牙を向くから』
『海は嫌いだ、私の全てを流してしまったのだから』


『海は嫌い…』


『………』

 

 

 

 

フィス「……おい!」

エリダ「ぶはぁ!!」

 

 

アオナナ(こうべ):「お、起きた」
リク(ちろりあん):「大丈夫か?」


エリダ:「……」
エリダ:「なんで助けたっすか」


フィス:「……愚問だな」
フィス:「姫直々の命令だ」


ルティ(霖猫):「…あっ」
フィス:「あっ」


アオナナ(こうべ):「姫?」
リク(ちろりあん):「?」
エリダ:「……」
エリダ:「ひめぇ〜!?」


ルティ(霖猫):「フィス…」
フィス:「も、申し訳ありません…」

フィス:「ひ、ヒレ一枚でお許し下さい……」
ルティ(霖猫):「…大丈夫だから。取らないから」

フィス:「寛大なお心に感謝いたします…!!」


アオナナ(こうべ):「…え、冗談じゃねえの!?」
リク(ちろりあん):「お前、お姫様なのか!」
アオナナ(こうべ):「タラッタの姫様なのか?」

ルティ(霖猫):「う~ん、まあ、そうね」


フィス:(咳払い)
フィス:「この方こそパルティア・トクソテス・タラッタ、この国の姫様である」
ルティ(霖猫):「大袈裟なんだから…」


アオナナ(こうべ):「うおお…いやびっくりしたなあ」
リク(ちろりあん):「すげー」
ルティ(霖猫):「まあ、それはそれとして…」


エリダ:めちゃめちゃ遠くを走っている


アオナナ(こうべ):「あっ」
フィス:「あ!!」
ルティ(霖猫):「あ!」
アオナナ(こうべ):「おい待て!!」
リク(ちろりあん):「待てー!!!」

フィス:「待て!!この…小娘!!」


エリダ:「へっへ〜ん姫様だからって跪くと思ったら大間違いっす!!」
エリダ:「あばよ〜!っす!」


ルティ(霖猫):「待ちなさーい!!!!!!」
アオナナ(こうべ):「あ~~くっそ…!逃げ足速えなあいつ……」


フィス:まてー!
エリダ:やだー!


ルティ(霖猫):「縛っておけばよかった…」
リク(ちろりあん):「うーん」
リク(ちろりあん):「まあみんな無事だったしいいか!」

アオナナ(こうべ):「まあそうだけどな」
ルティ(霖猫):「…」
ルティ(霖猫):「そうだね」


アオナナ(こうべ):「そういやオリは大丈夫だったんかな?」
リク(ちろりあん):「そうだ!オリ!」
ルティ(霖猫):「そうだ!」

ルティ(霖猫):「ああでもフィスどうしよう…」


ナオ:「…あの人、オリさんというのですね」
ナオ:「身を挺して私をかばってくれたんです」
アオナナ(こうべ):「そうだったのか」
リク(ちろりあん):「そうだろ!オリはいいやつなんだ!」

アオナナ(こうべ):「やっぱり優しい奴だよなあ」

ナオ:「はい!とても素敵な方でした!」
ナオ:「なぜあんなところで独りで暮しているんでしょう?」
ルティ(霖猫):「それは…」
リク(ちろりあん):「みんなと一緒に暮らせばいいのにな!」


ナオ:「オリさんの様子を見に行きましょう!」
ルティ(霖猫):「…うん」
リク(ちろりあん):「うん!」

アオナナ(こうべ):「ナオ、良かったらそのこと集落の皆にも伝えてやってくれ」
ナオ:「もちろんです!」


ルティ(霖猫):「フィス…戻って来ないよね…」
アオナナ(こうべ):「フィスは大丈夫だよきっと」
ルティ(霖猫):「それは心配してないんだけど…フィスは真面目だから…」
ルティ(霖猫):(ネオーラには私から謝ろう…)

 

 

 

---:オリの様子を見に行くと、ソルに介抱してもらっている姿を見ることができました。
---:怪我は大したことはなく、明日には痺れがとれるそうです。

---:ナオは、オリの勇敢な行動を集落のみんなに話しました。


---:そして、ソルはみなさんが背中を押してくれたこともあり、
---:今まで自分が嘘をついていたことを正直に全部話しました。


---:その結果、どうなったかというと…。

 

 

 

ソル「追放されましたーーー!!!!!」

 

アオナナ(こうべ):「そうかあ~~~~~!!!!」
ルティ(霖猫):「あらら」
リク(ちろりあん):「しょうがないな!」


ソル:「親兄弟には泣かれるし友人には絶縁されるしもう散々ですね!!」
アオナナ(こうべ):「あ~あ~」


ソル:「……でも…」
ソル:「とてもスッキリしています!」
ルティ(霖猫):「それはよかったわね」
アオナナ(こうべ):「そうか…」
ソル:「何にも持ってないってこんなに気持ちよかったんだな!」
ソル:「都市部で働き口探さなきゃなー!」
ソル:「俺!旅人になるのが夢だったんです!」

 

ルティ(霖猫):「うーん…」
ルティ(霖猫):「オリはどうなったの?」
ソル:「オリ?」
ソル:「オリは…」

 

オリ:「ずいぶん嬉しそうじゃないか、集落から追放されたというのに」


ルティ(霖猫):「オリ!」
アオナナ(こうべ):「オリ!体の調子はどうだ?」
リク(ちろりあん):「もう体はいいのか!?」


オリ:「御機嫌よう、小き父と雄大な母、そして大地の旅人よ」
ルティ(霖猫):「元気そうでよかった」


オリ:「すたんがん、というものにはまいったな」
オリ:「まあ、この通りだとも」

 

ナオ:「みなさん!」


---:ナオもいますね。
---:ナオはオリにぴったりくっついています。

 

ルティ(霖猫):「ナオ!」
アオナナ(こうべ):「ナオ~」

ナオ:「これから、オリのヒレに刺青をいれるんですよ〜」
ナオ:「やっとリリィ卒業ですね!」
リク(ちろりあん):「そうか!よかったな、オリ!」
ルティ(霖猫):「よかったわね、オリ」
アオナナ(こうべ):「お!じゃあ集落で暮らすのか?」
オリ:「そういうことになる」
オリ:「あなた達がきっかけを作ってくれたお陰だ」

アオナナ(こうべ):「いやいや、オリの行動が実を結んだんだよ」

オリ:「空のように広く、海のように深く、大地のように強くある心に感謝する」
アオナナ(こうべ):「照れるねえ」


ルティ(霖猫):「立場が変わっちゃったわね…」

ソル:「……」
ソル:「なんか…、ナオと距離近くない?」


オリ:「嫁にするからな?」


ナオ:「あ!ちょっと!」
ナオ:「もぉ〜!」

オリ:「はは、いずれ皆に伝えることだ」


アオナナ(こうべ):「おお?」
ルティ(霖猫):「まあ!」
リク(ちろりあん):「結婚するのか!おめでとう!」
アオナナ(こうべ):「おめでとう!」
ナオ:「ありがとうございます!」


ソル:「……」
ソル:「…………」


リク(ちろりあん)「ソルも元気出せな!」


ソル:海の方へ全力疾走していく


リク(ちろりあん):「?」

ルティ(霖猫):「あなた達にメガリ・ミティーラの加護があらんことを。もちろんソルにもね…って、あら」


ソル「ばかやろーーーーー!!!!!!!!!!!!」


アオナナ(こうべ):「あ~……」
オリ:「なんだ、ナオに気があったのか?」


ソル「ばーーーか!!!!!ばーーかばーーーか!!!!!!」


アオナナ(こうべ):「いいよいいよ…今は叫べ……」
ルティ(霖猫):「やっぱり嘘はいけないわね…」


リク(ちろりあん):「???」


アオナナ(こうべ):「言えずじまいはつらいよなあ」
ルティ(霖猫):「そうね…」


ルティ(霖猫):「うん!私もネオーラにもっと大好きっていっぱい言おうっと!」
アオナナ(こうべ):「言いたい事は言った方がいいよほんと」
ルティ(霖猫):「うん!」

 

ソル「もう一生集落にはいかねーーー!!!!!!」

 


---:ひとりの男の嘆きが、広い広い海に響き渡る…。
---:ま、雄大な母なる海は、それすらも受け入れてくれるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

『虹への出帆』

 

 

 

 

 

 

END.

 


<NPC>

フィス=クィ=ナイア

 

ヒュドール隊隊長のナルゥ族。30歳。

今回はパルティア姫の護衛任務を承っていた。十年前、海難事故で妻子を亡くしている。妻はブレイブランドからやってきた旅人で、娘はナルゥ族の姿をしていない。

 

エリダ

 

 16歳くらいの女性。顔に大きな傷がある。
「砂漠の国では海洋系種族の需要が高まっている!」という理由でナルゥ族の集落を取材している雑誌記者と名乗るが、その正体はハジャールアルカマルの奴隷商の一味。ナルゥ族を攫う下調べをしにきた。


実は海難事故で死亡したと思われていたフィスの実の娘であるが、記憶を失くしており、過去の自分のことは一切覚えていない。顔の傷はその海難事故の際についてしまった。「エリダ」は『傷』という意味の名で、奴隷商のボスから名付けられた。本当の名前は『ナナラ』。

ナオ=ルゥ=リイア

 

族長の末娘。14歳。

疑うことをしらない純粋な女性。ナルゥ族の集落にやってきた歯車たちの案内役となる。

ソル=ディ=リイア

 

ナルゥ族次期族長候補の快活な若者。16歳。集落を出て世界中を旅したいという夢がある。

明るく振舞ってはいるが、周囲からの期待が重荷。実は漁がすこぶる下手で、オリが誘導してくれた魚を獲って漁の成果をあげていた。結婚を急かされているが、同性愛者であることを隠しながらやんわり回避していた。オリに片思いをしていたが、その恋心はあえなく散った。

 

シナリオ後、集落から追放されたもののアオナナさんに雇われ、商人をすることになった。

 

 

オリ

 

とあるナルゥ族男性とラーナル族女性の間に生まれた。16歳。

混血なので他のナルゥ族よりも大きく強く生まれ強く育つ。『母』と交わって出来た忌み子ゆえにナルゥ族の集落からは孤立している。しかし誰よりも一族のことを考えており、伝統や儀式を重んじている。

 

シナリオ後、集落に迎え入れてもらい、ナオを娶る。