※キャラクターを作者本人が演じるTRPG(ギアトランTRPGルール)形式で作成したストーリーです。

セッション日程:----/--/--

 

<シナリオ制作・廻し手>

根黒之介


<歯車>

 

クライア こうべ

メルパヒナ元首

 

トクソテス 霖猫

タラッタ国王


 

 






廻し手:ここは、代々続く王家により統治される王政国家、タラッタ島
廻し手:温暖な気候と、風光明媚な景観、美しい海をもち、リゾート地としても有名です。
廻し手:フレンドリーで穏やかな気質の住民が多く、彼らを統べる王もその例にもれず。

廻し手:そして、そのタラッタと深い親交を築いてきたのがもうひとつの海の国、海底都市メルパヒナ
廻し手:海龍の背に貝殻などから築かれた色とりどりの都市景観は、まるで夢のような別世界です。
廻し手:そこに住まうのは、力強く、優雅なヒレをたたえた人魚たち。

廻し手:昔むかしの今日の日に、そんな二つの国が手をとりあって、絆を結んだといわれています。
廻し手:そして現代。この美しい海にまた、あらたな架け橋が生まれようとしているのでした。



廻し手:さて、この新たな架け橋というのが、なんと水上バス
廻し手:技術と魔法を組み合わせて作られた最新鋭の潜水艇が、海に敷かれたレールを駆ける!というものです。
廻し手:この水上バスにはふたつの路線があり、ひとつはメルパヒナとタラッタを結ぶもの。
廻し手:もうひとつはタラッタとナグメフスタンを結ぶものです。
廻し手:20年ほど前に発足したこの一大プロジェクトは、三国の首脳陣を筆頭に進められ、
廻し手:ついに完成! 本日、開通を記念するセレモニーが催されます。

廻し手:会場では、すでに各国からのたくさんの出店が並んでいます!
廻し手:タラッタグルメの定番パストスの有名店、ナグメフスタン料理の屋台、獲れたての海産物を使ったメルパヒナ料理……
廻し手:切手やお守り、装飾品などをはじめとした、記念品や特産物を売るお店もありますね!

廻し手:二つの路線はそれぞれ、メルパヒナとタラッタを結ぶものが「カプァントス
廻し手:タラッタとナグメフスタンを結ぶものが「クァイ・キマ」と名付けられました。
廻し手:カプァントスとクァイ・キマの誕生を祝うために、各国からたくさんの観光客や地元民が訪れ、会場はたいへん賑わっています。



廻し手:さて、セレモニーまでまだすこし時間がありますね。
廻し手:主賓であるお二方も、しばらくは自由時間です。
廻し手:ナグメフスタンのユーファ大統領は飛行船で来るので、もう少しかかるようです。

廻し手:何するー!?

トクソテス(霖猫):何するー!?
クライア(こうべ):どうするー!?


トクソテス(霖猫):買い食いしよう買い食い
クライア(こうべ):出店回るぞ
廻し手:買い食いやったー!

 

 

トクソテス(霖猫):「大統領閣下の到着まで少し時間があるね、それまで出店でも見ないかい?キリー」

クライア(こうべ):「そうですね 行きましょう」

 


トクソテス(霖猫):「この日の為のスイーツも多く出店しているそうだよ。いやあ楽しみだなあ」
クライア(こうべ):「陛下は甘いものがお好きですからね」

廻し手:なんたって甘党大国! 色とりどりのお菓子がずらりと並んでおります。
トクソテス(霖猫):クリーム盛り盛りのパフェもあるわよ

トクソテス(霖猫):「イオからは控えろと言われているが今日くらいは許されると思うんだよ。ほらめでたい日だしね?」
クライア(こうべ):「確かに毎日召し上がるのにはよくないとは思いますが……」
クライア(こうべ):「この良き日ですし、イオ様には内緒にしておきます」
トクソテス(霖猫):「ありがとうキリー!持つべきものは優しい友だ」
トクソテス(霖猫):「では見付かる前に行こうか。なんだか子供の頃を思い出すなあ」
クライア(こうべ):「ふふ ええ、まいりましょう」

トクソテス(霖猫):街へGOするぜ
廻し手:GOGOGO
クライア(こうべ):GOGO
トクソテス(霖猫):お腹のすく匂いがするな~!(幻覚)
廻し手:とても良い匂いがする……
クライア(こうべ):お腹空く……

廻し手シュガオーツのお砂糖と、濃厚なクリームをふんだんに使ったスイーツは、とってもいんしゅた映え。
廻し手:キラッキラの海をバックに、屋外テーブルでいただくひとときは、きっと特別なものになるでしょう。

トクソテス(霖猫):「まずは定番のナーバナ巻きにしようかなあ。ああほら、今日はキャラメルクリームが無料でかけ放題だ」

廻し手:クリームや具材をもりもりにして、巻けないくらいのボリュームにするのがタラッタ流だ!
廻し手:もはや生地が見えない気がするけれど、それがいいんだ。

クライア(こうべ):「皆さんたくさんかけてますね……」地元民の盛り盛りかけを見てる
トクソテス(霖猫):「それがいいんだよ~」
クライア(こうべ):「わ、私にはちょっと冒険が過ぎる気がしますので控えめで……」
トクソテス(霖猫):「む、確かにキリーには多少刺激が強いか…」

屋台の店主:「お待ちどおさまです陛下!」 っパストスのナーバナ巻きクリームもりもりキャラメルがけ
トクソテス(霖猫):「ああ、ありがとう」
屋台の店主:「クライア様は控えめですね、どうぞ!」 っパストスのナーバナ巻き 巻けるくらいのサイズ
クライア(こうべ):「果物の甘味には慣れているのですが…あ、ありがとうございます」

トクソテス(霖猫):「うん、いい甘さだ」( ˙༥˙ )もぐもぐ
クライア(こうべ):「美味しいですねぇ」もぐもぐ

廻し手:やったー!

トクソテス(霖猫):「果物の自然な甘さも良いねえ」
クライア(こうべ):「タラッタのナーバナは好きです」
トクソテス(霖猫):「はは、ありがとう」

廻し手:タラッタ育ちの完熟ナーバナ!甘い!
廻し手:甘いけれど、爽やかに食べられます。
クライア(こうべ):さわやか

トクソテス(霖猫):「次は何にしようかな…」



廻し手:さて、そんな風にお祭りを楽しんでいますと、
廻し手:東の空から大きな船が飛んできます。
廻し手:ナグメフスタンの飛行船が到着した!
廻し手:飛行船が空中でゆっくり停止すると、中から小型機が現れ、海に降りてきます。

クライア(こうべ):「……あ、飛行船が」
トクソテス(霖猫):「おや、到着されたようだね。お迎えにあがらねば」
クライア(こうべ):「ええ」
トクソテス(霖猫):「あ、クリームついてないかな?大丈夫かな?」
クライア(こうべ):「大丈夫ですよ いつも通り凛々しいお姿です」
クライア(こうべ):お店の人に一礼してから移動します
トクソテス(霖猫):「そうかい?ありがとう」移動しよ
屋台の店主:「ありがとうございました~!」 ぺこ
トクソテス(霖猫):「ありがとう、美味しかったよ」
クライア(こうべ):「ありがとうございました」

廻し手:さて、港に到着しますと、那国の水上機からちょうど大統領が降りてきたところですね!
廻し手:礼装に身を包んだナグメフスタン軍の将を伴っています。
廻し手:出迎えたスタッフに、花でつくられたレイをかけてもらっている……

 

 

ユーファ:「ありがとうございます! いい香りだなぁ」>スタッフ

 


トクソテス(霖猫):「お待ちしていました、ユーファ大統領閣下」
クライア(こうべ):「御機嫌よう、ユーファ様」
ユーファ:「トクソテス様! クライア様! 先日ぶりです!」
ユーファ:「盛大なお出迎え感謝いたします!」
トクソテス(霖猫):「お久しぶりです。ご健勝のようで何よりだ」
トクソテス(霖猫):「これでも足りないくらいですよ。何せ今日は貴方が主役のようなものだ」
クライア(こうべ):「長旅お疲れ様でした」
ユーファ:「ありがとうございます! 飛行船も楽しい旅でしたけれど、これからもっと楽しい旅ができると思うと、いてもたってもいられません」
クライア(こうべ):「そうですね 早く皆さんにもお披露目したいです」
トクソテス(霖猫):「全くもってその通り。今日は我々にとってく忘がたい日になるでしょうね」
ユーファ:「いやいや、そう仰られると参ってしまいますね!」>今日の主役
ユーファ:「しかしありがとうございます、私もとても楽しみにしていたのです」
トクソテス(霖猫):「貴方の協力無しでは成しえなかった事です。心より感謝を」
ユーファ:「そうですね、三国の協力なくしてはあり得ませんでした。喜ばしいことです」
ユーファ:「こうしてお二方と、そして先代様と、何より国同士で親交を築けたこと、とても光栄に思います」
クライア(こうべ):「私からも、メルパヒナを代表して深くお礼申し上げます」
クライア(こうべ):「こんなにも陸と海が近くなるとは思いませんでしたから……」

クライア(こうべ):「……先代にもお見せしたかったですね」小声で呟く
トクソテス(霖猫):「父もきっと喜んでいる事でしょう。見せてさしあげられなかったのは残念だが、これで良い報告が出来ます」
ユーファ:「ええ、そのお力添えをさせていただき、誠にありがとうございます」
廻し手:ユーファは四つの掌を合わせて一礼します。

ユーファ:「……きっと御両名も、どこかで完成をご覧じていらっしゃるかと」

クライア(こうべ):応じて額に掌を当てて一礼する
クライア(こうべ):「ええ、きっとこの海を通して見てくださっているでしょう」
トクソテス(霖猫):「そう仰っていただければ父も報われます」胸に手をあてて一礼



廻し手:さて、そんなふうに再会と完成を喜びあっておりますと、
廻し手:セレモニーの運営スタッフから声がかかります。
廻し手:そろそろ準備をお願いしますとのこと。

トクソテス(霖猫):「さ、ではセレモニーを始めようか。皆待ちかねている」
トクソテス(霖猫):「私も早く見たいのでね!」
ユーファ:「ええ! いやあほんとうに楽しみです!」 心ウキウキワクワク大統領
クライア(こうべ):「…はい 行きましょう」一呼吸して緊張和らげる
クライア(こうべ):楽しみだが挨拶もあるので緊張しい



廻し手:さて、首脳陣が揃い踏みすると、いよいよセレモニーの開幕です。
廻し手:祝いの花火が上がり、カプァントスの花で作られたレイをかけた司会が壇上にあがります。

司会:「本日はようこそお越しくださいました。」
司会:「これより、水上バス『カプァントス』『クァイ・キマ』完成記念式典を開会いたします。」

廻し手:司会は公用語で話し、それにつづいて各国語でのアナウンスが流れると、会場は拍手に包まれます。

トクソテス(霖猫):(゜∀゜ノノ"☆パチパチパチ
クライア(こうべ):888888

廻し手:広場に並んだ長テーブルには各国の料理や、カプァントスの花飾り、色とりどりのお酒がずらりと並び、
廻し手:近隣の住民から観光客、そして建設に携わった作業員たちまで、さまざまな出席者がめいめいに掛けています。
廻し手:貴賓席には王族や戦士、軍人など、そうそうたる顔ぶれが揃い踏みしています。

司会:「それでは、タラッタ、メルパヒナ、ナグメフスタンの各国首脳陣よりご挨拶です。」



トクソテス(霖猫):立ち上がって一礼
廻し手:わっと拍手が沸き起こります。
クライア(こうべ):一緒に拍手
ユーファ:拍手

 

トクソテス(霖猫):「皆、今日はこの良き日に集まってくれた事感謝する」

トクソテス(霖猫):「先王ゼース公のかねてよりの悲願であったこの事業を私の代で成せた事を光栄に、そして幸福に思う」
トクソテス(霖猫):「それも全ては此処に二方、何より皆の協力があったからだ」
トクソテス(霖猫):「その成果を、二度とないこの日をその目に焼き付けてほしい」
トクソテス(霖猫):「そして遠き地より長年に渡って開発に励んでくれた友人達に、心よりの感謝を」
トクソテス(霖猫):「これからのタラッタの更なる飛躍と発展を共に祝おう!」



トクソテス(霖猫):一礼して着席
廻し手:8888888888888888
クライア(こうべ):888888888
ユーファ:888888888

廻し手:拍手と共に、国王陛下万歳!といった歓声も飛び交います。
トクソテス(霖猫):歓声に手を振って答える



クライア(こうべ):静かに立ち上がり一礼する
トクソテス(霖猫):拍手
ユーファ:拍手

 

 

クライア(こうべ):「…皆様 この良き日にお集まりいただきました事、心より感謝申し上げます」
クライア(こうべ):「古よりこの地、空と海は結ばれているとされておりましたが」
クライア(こうべ):「今日、彼の旋律の地とも手を取り合い より近く、そして強く繋がる事が叶いました」
クライア(こうべ):「お力を貸してくださった皆様には海よりも深い感謝を」
クライア(こうべ):「そしてともにお祝いしてくださる皆様とは、空よりも広く喜びを分かち合いたく思います」
クライア(こうべ):「三国のますますの発展を願いまして、私とメルパヒナからの祝辞とさせていただきます」
クライア(こうべ):一礼して着席



廻し手:88888888888
トクソテス(霖猫):8888888888888888888888
ユーファ:8888888888888
クライア(こうべ):ほっと一息つく

廻し手:海の中からも歓声があがります。



ユーファ:すっと立ち上がり、深々と一礼
トクソテス(霖猫):拍手
クライア(こうべ):拍手

 

 

ユーファ:「この美しい海での式典に、我が盟友たるかたがたに並び立つことが叶い、身に余る光栄でございます。」
ユーファ:「皆さま! 本日はかねてより心待ちにされていた方もいらっしゃることでしょう。」
ユーファ:「かく言う私もその一員でございます!」
ユーファ:「我々ナグメフスタン友好の証たる事業の完成を祝う、記念すべき日! それは今日、いま、このときです!」
ユーファ:「こうして無事完成の日を迎えられた僥倖を、ナグメフスタンの代表として、」
ユーファ:「そしていち技術者として! たいへん喜ばしく思い、心より感謝を申し上げます!」
ユーファ:「どうか皆さまが、この新たな架け橋により、多くの喜びを見出せますよう!」
ユーファ:「そして多くの新たな友と手を取りあい、多くの言葉を交わせますよう!」
ユーファ:「我らが祈りをもちまして、旋律の地より、お祝いとさせていただきます!」



ユーファ:一礼して、ゆっくりと着席
クライア(こうべ):88888888888
トクソテス(霖猫):8888888888888888888



廻し手:首脳陣につづいて、来賓からの挨拶や祝辞が順に述べられます。



司会:「それでは、いよいよもって『カプァントス』、『クァイ・キマ』船体のお披露目となります。」
司会:「みなさま、あちらにございます線路をご覧ください!」

廻し手:司会は、真っ青に透き通った海のほうを示す。

廻し手:そこには、タラッタの建築様式をベースに、各国の要素が取り入れられたゲートが佇んでおり、
廻し手:海中へと続く線路が敷かれ、駅となる桟橋が輝いている。

廻し手:そして線路の向こうから、真っ赤な翼をもつ大きな鳥…… もとい、遊覧船が、水しぶきをはねあげながら走ってくる。
廻し手:その船は、大きな翼を広げて風をいっぱいに受け、ゆっくりと速度を落とし、ゲートへと乗り入れた。

司会:「こちらがクァイ・キマ、ナグメフスタンとタラッタを結ぶ国際線です」

廻し手:そして、もうひとつのゲートのトンネルの奥から、青く輝く巨大なモーリオンが浮上してくる。
廻し手:メルパヒナの戦士たちに先導されたその遊覧船は、みずみずしいカプァントスの花の色をたたえている。
廻し手:海龍のそばを泳ぐにふさわしい、海のいきものによく似た船が、ハカリムに覆われたトンネルを抜けてゲートへと乗り入れた。

司会:「こちらがカプァントス、タラッタとメルパヒナを結ぶ新たな架け橋です」
司会:「この地に伝わる愛の神話のように、空と海との橋渡しを行います」

廻し手:会場から大きな拍手が巻き起こり、運転手が船を降りて敬礼します。
トクソテス(霖猫):8888888888888888
クライア(こうべ):88888888888
ユーファ:888888888888888888



廻し手:『カプァントス』と『クァイ・キマ』は、これからの国交の要となっていくでしょう。



廻し手:タラッタ、メルパヒナ、ナグメフスタンの、20年にわたって築かれてきた親交が、形となって実を結んだこと、
廻し手:きっと、創設者である先代国王、先代元首も、祝福されることでしょう。



廻し手:我々の新しい記念日に、乾杯!






























【『カプァントス』『クァイ・キマ』完成記念式典 】END